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かんたんな本

入門に最適な本を紹介します

わが家の母はビョーキです
中村 ユキ
サンマーク出版

トーシツ(統合失調症)のお母さんを持つ漫画家の方のコミックです。明るい絵柄なのに語られる内容は重くギャップがすごいです。

包丁をふりまわすお母さんを小さい頃から見て育つ作者の生い立ちストーリーには引き込まれるものがあります。親があれだと子どもはしっかり育ってしまうのですね。

”私のお母ちゃんフツーじゃないけど私のコト大事に思ってくれてはいるんだよね…”泣けるセリフです。

そんなお母さんも地域生活支援センターに通ったり変薬したりして、生活面での改善を見せていきます。もっと早く適切な治療をしていればよかったと思うのですが、ここまで到達するには昔は情報も少なかったのかもと思います。

他にも障害年金についてなど、読んで役立つ情報もたくさん盛り込まれています。

コミックなので集中力に欠ける状態でも気軽に読めます。おすすめです。

 

楽天ブックスの特集記事。必読です。

楽天ブックス:100人に1人がかかっているといわれる統合失調症の母と暮らす著者が31年かけてたどり着いた、笑いアリ涙アリの「トーシツライフ」とは?

 

わが家の母はビョーキです 2 家族の絆編
中村 ユキ
サンマーク出版

前述の本の続編です。

家族の絆と、再発防止の秘訣がテーマになっています。

1巻とあわせてどうぞ。

マンガでわかる!統合失調症
中村 ユキ 当事者のみなさん 福田 正人
日本評論社

すでに「わが家の母はビョーキです」を出されている中村ユキ氏が、ほのぼのとしたタッチの絵柄で分かりやすく統合失調症を解説しています。病気で活字が読みづらい当事者にも向いていると思います。


章立ては、統合失調症とはどのような病気であるかをエピソードを例に説明、その後に予防と回復を高める生活のヒントや、中村家流の工夫が紹介されています。

中でも「じょうずにつきあう10ヵ条」は、なかなか良くまとまっていると思います。

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